Ads Menu

2016年4月4日月曜日

LINE、タイでオフライン決済最大手と提携

【タイ】LINEは1日、タイでモバイル送金決済サービス「LINEペイ」を展開する連結子会社LINEビズプラスがタイの公共交通システムおよびオフライン店舗の電子決済用スマートカード「ラビット」を提供するBSSホールディングスと資本提携すると発表した。



 BSSはLINEビズプラスの第3者割当増資を引き受け、50%出資した。「LINEペイ」のサービス名称は「ラビットLINEペイ」に変更し、統合型オフライン・オンライン決済プラットフォーム構築を目指す。

 「ラビット」はバンコク首都圏を中心に4000台以上のカード読み取り機があり、BSSの親会社BTSグループ・ホールディングスが運営する都市鉄道BTSの乗車券の購入、加盟店での買い物で、500万人以上が利用している。

 タイ国内の「LINEペイ」はサービス開始から1年足らずで登録ユーザー数150万人以上、加盟店300店以上へと拡大した。

 BSSは今回の資本提携を、「ラビットはタイ国内で3300万人のLINEユーザーにリーチできるようになり、地方進出が可能となる」と評価した。

ベトナム北部の火力発電所計画に円借款550億円

【ベトナム】日本政府はベトナム北部タイビン省の火力発電所(出力600メガワット)計画に549・8億円の円借款を供与する。3月31日、ハノイでブイ・クアン・ヴィン計画投資相と深田博史駐ベトナム大使が書簡を交換した。

警官ひき逃げのタイ富豪子息、4年たっても起訴されず

【タイ】2012年にバンコク都内のスクムビット通りでバイクでパトロール中の男性警官が高級スポーツカーにはねられ死亡した事件で、スポーツカーを運転していた富豪の男性が現在も起訴されていないことが明らかになり、警察、検察への批判が強まっている。




 事故を起こしたのは世界的に人気があるドリンク剤「レッドブル(クラディンデーン)」の創業者の孫のウォラユット・ユーウィタヤー容疑者(30)。9月3日早朝、ウォラユット容疑者が運転する黒いフェラリーが前を走行していたトンロー署勤務のウィチアン警察上級曹長のバイクに追突し、曹長を約200メートル引きずって死亡させた。フェラーリは現場から走り去った。衝突した当時、フェラーリは時速約170キロで走行していたとみられる。

 警察はフェラーリから流れ出たとみられるオイル跡をたどってユーウィタヤー邸にたどりついたが、警備員に進入を阻まれた。ウォラユット容疑者は数時間後に警察に出頭し、呼気からアルコールが検出された。容疑者は帰宅後に気を静めるため飲酒したと主張した。

 ウォラユット容疑者が出頭する前に、ユーウィタヤー邸の自動車整備係の男性が「自分がフェラーリを運転していた」と名乗り出たが、状況説明が出来なかったことから、警察は虚偽と判断した。このとき、男性を犯人に仕立てる工作に関与した疑いがあるとして、所轄のトンロー署の幹部警官が首都警察付に異動処分を受けた。

 この事件では当時のバンコク首都警察司令官がユーウィタヤー邸を訪れ、「相手がどんな大物でも関心がない。真犯人を捕まえられないなら辞任する」とたんかを切り、周辺にいた警官から喝采を浴びた。しかし、捜査は以来、鳴りを潜め、マスコミ、世論も事件のことを忘れかけていた。

 事件に再度スポットライトが当たったのは今年3月。中部アユタヤ県で、フォードの乗用車が猛スピードで走ってきた独メルセデス・ベンツの高級乗用車に追突されて炎上し、タイ人男女が死亡する事故がきっかけだ。死亡した男女が前途を嘱望されていたこと、ベンツを運転していた資産家男性が事故後、アルコール検査を受けなかったこと、事故当時のスピードが時速200キロ以上に達していたことなどが次々と報じられ、警察が資産家男性に便宜を図ったのではないかという疑いが浮上した。

 事件にともない、マスコミが過去に有力者、資産家が起こした交通事故を再度調べたところ、ウォラユット容疑者が事故から4年近く経っても起訴されていないことが明らかになった。スピード違反についてはすでに時効となっていた。

 また、2010年に、当時16歳だった少女が運転する乗用車が高架高速道路上で旅客バンに追突し、バンの乗客9人が車外に投げ出され、下の一般道に転落するなどして死亡、他の乗客5人が重傷を負った事件についても、裁判で執行猶予となったこの少女が裁判所が命じた社会奉仕活動を行っていなかった疑惑が浮上した。この少女は王室の後えいであることを示す姓を持つ資産家一族の出身で、親族には陸軍大将や大手工業団地の経営者、テレビ俳優らがいる。

みずほ銀行とタイCPが業務協力、日本企業の海外展開支援で

【タイ】みずほ銀行は3月31日、日本企業の海外展開の支援を目的とする業務協力覚書をタイ最大級の財閥ジャルーン・ポーカパン(CP)・グループと締結したと発表した。邦銀がCPグループと業務協力覚書を締結するのは初めて。

 CPグループは食品、不動産、情報通信などの事業をタイ、中国などで展開し、従業員約30万人。2014年に伊藤忠商事と資本業務提携した。

無許可営業の宿泊施設24カ所摘発 バンコクで一斉手入れ

【タイ】タイ警察は3月31日、4月13―15日の水かけ祭り(タイ正月、ソンクラン)を前に、バンコク都内の25カ所で宿泊施設の一斉手入れを行い、無許可で営業していたゲストハウス、ホテル24軒を摘発した。






 カオサン通りは水かけ祭りの期間中、タイ人の若者や外国人旅行者が入り混じり、激しい水かけ合戦をすることで有名。

北川鉄工所、タイ工場の新生産ライン稼働

【タイ】北川鉄工所(広島県府中市)は鋳造鋳物の製造加工を手がけるタイ子会社キタガワ(タイランド)に鋳造2次ラインを増設し、3月14日、火入れを執り行い、稼動を開始した。生産品目は自動車部品や農業・産業機械を中心に月産700トンを見込む。